待機電力とは待機時消費電力とも言われ、一見電源が切れていると思われている状態でも実は電気を消費している、この目に見えない消費電力のことを言います。
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待機電力とは
待機電力を消費する家電品は、テレビやオーディオ機器、パソコン、冷蔵庫などがあります。
電源を切っているはずのオーディオ機器ですが、時間だけが表示されている。
こんな状態でも少量ですが待機電力を消費しています。
電源を切ったからといって、コンセントを抜かない限り待機電力を消費してしまう家電は意外に多く存在します。
きっと誰の家にも待機電力を消費する家電品が多くあるはずです。
待機電力=ランニングコスト?
待機電力ランニングコスト、と考えるのは一般的な考えですが、コンセントを抜いても生活に支障のない家電品があれば、不在の時はコンセントを抜き待機電力を節約することができます。
もちろん、コンセントを抜いてしまうと設定されている時間が狂ってしまうことがあります。
しかし、その時計機能をあてにせず、別に見やすい壁掛けの時計などを部屋に一つかければ、その家電機器の待機電力を節約することができます。
ですから、待機電力=ランニングコストだから仕方ない…という考えは捨て、部屋を不在にする時はなるべく多くの家電のコンセントを抜いて出かけるようにしましょう。
目に見えない電気代
待機電力と言うものは、目に見えません。さらに、本体の電源をオフにしている状態なので本来その状態で電力を消費している…と言う意識がそもそも芽生えません。
これが待機電力消費につながる落とし穴なのです。
もともと電力と言うものは目に見えません。しかし家電の電源を入れて、利用しているときには「電力を消費している」という実感が湧きます。
待機電力に関してはこの実感が湧きません。
「電源を切っているから大丈夫」と言う安心感が待機電力の意識を逸してしまうのです。
ですから、待機電力を消費する家電を見極め、電源を切ってからコンセントを抜くという行為を癖にすればかなり待機電力を浮かせることができます。
■ボタン式のコンセントを利用する
待機電力を抑えるためにオススメなのは、オンオフをボタンで切り替えることができるタコ足タイプのコードを利用することです。
赤やオレンジの音オフボタンがついているコードを見かけたことがありませんか?
オンオフボタンが付いていればコンセントをわざわざ抜かなくても、ボタンを切り替えるだけでコンセントを抜いたことと同じ効果を得ます。
指先1つで切り替えることができるため、面倒臭さも半減しますよ。
■冷蔵庫
待機電力を1番消費するのは冷蔵庫と言われています。もちろん冷蔵庫の場合、食材を腐らせないように適度な運転が必要となります。
そのためコンセントを抜くことは絶対にできません。家電の中でも最も待機電力を消費する冷蔵庫。
冷蔵庫の待機電力節約方は設定温度を上げること。また、省エネタイプの商品を購入することです。
1番良いのは購入するときにお金をかけること。使用する年月で考えれば数万円の節約に繋がります。
■テレビ
テレビも同じことが言えます。
普通の液晶テレビの場合明るさを調整して待機電力の消費を防ぎます。
また電源を切ってもコンセントが入っている限り主電源が切れたことにはなりません。
ですから、部屋を長期不在にする際などはコンセントを抜いて出かけると待機電力を節約することができます。
また、待機電力でありませんがプラズマテレビよりも液晶テレビの方が電力を消費しないため、節電を意識するのであれば品質の高い液晶テレビを購入することをお勧めします。
■まとめ
待機電力は消費電力全体の6%を占めると言われています。
月々1万円の電気料金を支払っている場合、そのうちの600円は待機電力消費分の料金となります。
年間にしてみたら7,200円、10年間で考えれば72,000円の差が生まれます。
待機電力を意識するかしないかでこれだけ大きな差が生まれます。
大切なのは電力に対する意識。
利用していない家電は支障が無い限り、常にコンセントを抜く癖をつけましょう。