手元にまとまったお金があると、不安だしついつい手を付けてしまい思うようにお金が貯まらない。
そんな時に銀行の普通預金や定期預金は非常に便利です。
しかし、お金を預けた銀行が倒産してしまったら、預金はどうなってしまうのでしょうか。
※本ページにはPRが含まれます。
銀行が破綻することってあるの?
口座貯金をしておけば、口座から降ろさなければお金を使うことが出来ませんし、定期預金などは凍結させ満期解約しない限りお金を引き出すことが出来ません。ですから貯蓄に非常に適していると言えます。
それに銀行はお金を融資してくれる機関でもあります。大きな買物をするときなどは心強い味方となります。
そんな便利で市民の見方の銀行ですが、もし破綻した時はどうなってしまうのでしょう?
銀行が破綻した事例はそれほど多くありませんが、事例は存在します。
拓殖銀行、日本長期信用銀行、日本債券信用銀行、新潟中央銀行、中部銀行…等々、これらが破綻した著名な銀行たちです。
勿論これらの銀行は完全に倒産して無くなったわけではなく、他の銀行に譲渡して顧客や債権などを引き継いでもらっているわけですが…。
とにかく銀行が倒産するということは、日本にとっても一大事です。
破綻しないことを祈りながらも、何が起こるかわからない、という心構えを常に持つことが大切です。
預けていたお金はどうなるの
銀行が破綻した場合、その銀行口座に預けていたお金(預金)はどうなってしまうのでしょうか?
普通に考えると、銀行が倒産してしまったのですから、預けているお金は返ってこない…そう思いますよね。
しかし、実は殆どの場合は戻ってくるのです。
それは預金保険制度があるから。この預金保険制度というものは預金にかける保険で、預金先の銀行が破綻した場合に適応されます。預金保険制度はペイオフとも呼ばれています。
預金保険制度の対象となる金融機関の場合
預金保険制度は預金の全てが帰ってけるわけではありません。
返済される金額に1000万円という上限が設定されます。
ですから1000円以上預金がある方は…非常に残念ですが大きな損をしてしまいます。
日本は裕福な国なので1000万円以上の預金がある方は世の中にゴマンといます。
そういう方は甚大な被害をこうむるので、預金管理には十分注意か必要です。
1000万円以下の預金がある方は、安心ですが、破綻しそうな銀行に預金がある事自体問題があります。
預金保険制度の対象とならない金融機関に気をつける
一番良くないのは、預金保険制度の対象とならない銀行にお金を預けている場合です。
預金保険制度の対象とならない銀行は外国銀行の在日支店や政府系金融機関、または日本国内の銀行の海外支店など。
預金保険は基本的に国内における銀行が対象となっています。
ですから、この預金保険制度の対象となっていない銀行にお金を預けている場合、その銀行が破綻したら最悪の場合、1円も戻ってこない事になります。
心配な方は自身が預金している銀行が預金保険制度の対象となっているかどうか確認しておきましょう。
噂や兆候に敏感になる
銀行が破綻するときは決まって不景気の時です。不景気の時は何が起こるか分かりません。
そんな時は、金融機関の情報や、金融業に関連する人間に噂や状況などを確認し、破綻の危険が少しでもある場合はすぐに他の銀行に移し替えましょう。
万が一の時のためには
万が一銀行が破綻した時の対策は、預金している銀行が何時破綻しても良いように、預金は常に1000万円以下に押さえ、分散して預金、管理することが大切です。預金保険制度の対象となっている銀行であれば、もし破綻しても預金は全額返ってきます。少し面倒かもしれませんが、こういった危機管理も大切です。
また、わけあって1000万円以上預金しなければいけない時は、その銀行の情勢をしっかりチェックし、情勢を常々チェックすることが大切です。