郵便局からお金を借りる方法

郵便局の写真

何か荷物を送る際、郵便局を利用されるという方は多いと思います。現金書留で現金を誰かに送る場合もありますね。また、メインの口座でゆうちょ銀行の口座を利用されている方もいるでしょう。

しかし、郵便局でお金を借りる方法があることは、あまり一般に知られていません。銀行や金融業者と同様、一定の条件を満たせば、ゆうちょ銀行からお金を借りられるのです。計画的に利用できるのであれば、こちらも緊急時にお金を借りる方法として覚えておいて損はありません。今回は郵便局でお金を借りる方法について学んでいきましょう。

郵便局以外からお金を借りる方法は、こちらのカテゴリーをご覧ください。
お金を借りる方法で比較

貯金を担保にお金を借りる

それでは郵便局でお金を借りる仕組みについてご紹介していきます。厳密な話をすれば、お金はゆうちょ銀行から借りるということになります。そして、お金を借りる条件となるのが「担保」です。具体的には何が担保となり、お金を借りる際にはどうしたらいいのでしょうか。以下に記載しますので詳しく見ていきましょう。

担保にできる貯金の種類とは

郵便局でお金を借りる時、担保とすることができるのは「財産形成定額貯金」、「財産形成年金定額貯金」、「財産形成住宅定額貯金」、また総合口座の定額貯金、定期貯金です。これらはそれぞれ、目的の違う定期預金のようなものです。ゆうちょ銀行にこうした貯金口座を設けていれば、お金を借りることができます。

貯金を担保にお金を借りる方法とは

何を担保とするかによって郵便局でお金を借りる借りる方法は異なってきます「財産形成定額貯金」、「財産形成年金定額貯金」、「財産形成住宅定額貯金」といった財産形成貯金を担保としてお金を借りる場合、郵便局の貯金窓口での手続きとなります。指定された本人確認書類をはじめとする必要書類を持っていかければなりません。

総合口座で管理している定期貯金、定額貯金を担保とする場合は自動貸付となり、さらに簡単です。通常口座から残高を超える引き出しをすれば自動的にマイナスの残高表示となり、不足した分が貸付となります。窓口での手続きは必要ありません。

貯金を担保にお金を借りる際の金利、貸付期間、限度額

銀行からお金を借りる際、メリットになるのが低い金利です。財産形成貯金、総合口座の定額貯金を担保とする場合は約定金利+0.25%、総合口座の定期貯金を担保とする場合は約定金利+0.5%が金利となります。3年以上の財産形成定額貯金の金利が0.010%ですから、これを担保としてお金を借りると金利は0.26%です。一般的なカードローンの金利が15%程度であることを考えれば、郵便局からお金を借りる際の金利がいかに低いかがおわかりいただけるかと思います。

貸付期間についてはどの定期預金を担保にする場合も最長2年となり、2年以内に担保が満期となる場合は満期までの貸付となります。限度額は預入金額の90%までとなりますが、同時に300万円を超える借入はできないという制約もあります。

国債を担保にお金を借りる

郵便局で購入した国債もお金を借りる際の担保にすることができます。個人的に国債を所持している人は少ないかもしれませんが、担保にできることを知っておけばいざというときに役立つかもしれません。他の担保とは金利などに違いがありますので、詳しくご紹介しましょう。

国債を担保にお金を借りるシステム

貯金を担保にする際の金利が約定利率+0.25%、もしくは0.5%なのに対し、国債を担保にお金を借りる場合は1年の定期貯金の約定利率+1.70%となります。一年定期貯金の利率が0.010%、ここに1.70%を加えれば1.71%になります。貯金を担保にする場合と比べると、多少高金利ではありますが、依然としてカードローンよりははるかに低金利です。

国債を担保とする場合、限度額は200万円、または購入した国債の80%です。貸付期間は1年、もしくは国債が償還される7営業日前までとなります。また、自動貸付となりますので窓口での手続きは必要なく、総合口座からの引き落としで借入をすることができます。

郵便局からお金を借りるメリット・デメリット

郵便局からの借入は通常、貯金や国債を担保とするものです。つまり、これらをゆうちょ銀行に所持していなければ、郵便局からお金を借りることはできません。郵便局では無担保で借りられるカードローンも提供していますが、これは「スルガ銀行」が提供している商材であり、厳密に言うと郵便局から借りるわけではありません。そもそもの条件があることから、郵便局からの融資は以下のようなメリットとデメリットが同時に存在します。

定期預金を解約しなくてもすむ

お金に困っているのであれば、定期預金を解約するのも手ではあります。しかし、長い期間を見据えて満期になることを想定している定期預金を満期前に解約してしまうのは、とても勇気のいることです。郵便局からお金を借りる場合はこれらの預金を担保にお金を借りるわけですから、解約をする必要はありません。

手軽に借りることができる

条件さえ満たせば郵便局からの借入は非常に簡単です。窓口での手続きでは審査がありますが、審査が厳しいという噂は聞こえてきません。やはり、これは担保によるところが大きいのでしょう。

自動貸付の場合はいつも通りお金を引き出す感覚ATMなどで借入することができます。返済もゆうちょの口座に入金しておくだけです。お金を借りているという感覚すらなくなってしまうかもしれません。

知らず知らずに借りすぎてしまうかも?

あまりにも自然に借入できてしまうからこそ、借りすぎには注意が必要です。確かに金利も低くローリスクではありませんが、無金利というわけではありません。あくまで計画的に利用するのがベターと言えるでしょう。