質屋からお金を借りる方法

シェアする

質屋の鑑定

「今月のお金が厳しい……、身の回りのものをお金に変えられないだろうか?」といった考えを抱いている人も多いのではないでしょうか。そんなときにお金を入手する手段として利用できるのが質屋です。質屋では身の回りのものを「質入れ」してお金を借りることができます。

質屋をリサイクルショップと同じような不用品を売却できる場所として認識されている方が多いかもしれません。しかし、実際には大きな違いがあるのです。今回は多くの人が間違った認識をしている質屋の実態や、実際に質屋を利用してお金を手に入れる方法、またその注意点についてご紹介します。

質屋以外でお金を借りる方法は、同カテゴリー内の記事で詳しく解説しています。
お金を借りる方法で比較

質屋でお金を借りる仕組み

質屋はよくリサイクルショップと混同されます。しかし、実際にはリサイクルショップのように物品を「売却」する場所ではありません。質屋でお金を「借りる」詳しい仕組みについて以下に記載します。

質屋は物品を担保にお金を借りる場所

お金が手に入ることには変わりありませんが、質屋は厳密に言うとお金を「借りる」場所です。この際に担保となるのが、利用者が持ち込む物品というわけです。期限までにお金を返すことができなくなった、もしくは最初から売却を希望する場合にはじめて物品の所有権が質屋に移ります。この場合は物品を質屋に売ったのと同じことになりますので、これが質屋とリサイクルショップなどが同種のものとして扱われがちな所以でしょう。

期限までに融資額を返済することができず、店に物品の所有権が移ることを「質流れ」と呼びます。質流れの前までは元金と利息を払えば物品を取り返すことができるのです。価値のある大切なものを一時的に預けて急に入り用になったお金を用意し、後から取り返すというのが、質屋の一般的な利用方法となります。

質屋で預けられる物品

質屋で担保として預けられる物品は「質草」と呼ばれています。質草はなんでもいいというわけではなく、担保として価値があるものに限られるのです。一般的なリサイクルショップの買い取りハードルよりは高いと考えて間違いないでしょう。また、融資可能となる金額も預ける物品によって変わってきます

ブランドもののハンドバック、貴金属、腕時計などが代表的な質草の例として挙げられます。最近はカメラ、ノートパソコン、タブレットといった電化製品が質草として持ち込まれることも多いようです。いずれにせよ、ある程度高価な物品でなければまとまった額の融資を受けることはできず、店によっては質草として預かってもらえません。5万円程度の融資を希望するのであれば、市場の売却価格が6,7万円程度となる物品を質草として預ける必要があります。

返済が難しい場合

質屋からの融資を受けたあとは、質流れまでの返済を目指すことになります。しかし、やむを得ない事情で返済が難しくなってしまうこともあるかもしれません。賃金業者からお金を借りて返済が滞れば繰り返し督促を受けることになりますが、質屋の場合は質草が質流れとなるだけで督促を受けることはありません。このようにフレキシブルに利用できるのは、質屋ならではの魅力と言えるでしょう。また、質流れによって信用情報にキズがつくこともありませんので、信用情報への影響を気にする人にも打ってつけの方法といえます。

質屋でお金を借りる際の注意点

質草足り得る物品を持っていれば、質屋でお金を借りることは簡単です。しかし、だからといって不用意に質屋でお金を借りてしまうのは危険です。カードローンと同様かそれ以上に計画的に利用しなければ、思わぬ落とし穴にはまってしまうこともあります。

非常に高く設定された金利に注意

質屋での融資でまず気を付けたいのが、他の賃金業者と比較しても非常に高く設定された金利です。「質屋営業法」で定められた上限金利は、なんと年利109.5%。一般的なカードローンと比較すると、約5倍程度となります。

実際にこの上限金利を課してくる質屋はあまりないものの、依然として他の賃金業者よりは高い金利が設定されているのが現状です。質草を取り戻すためには、融資額よりかなり多い金額を返済することになります。そのため、物品に特別な思い入れがない限り取り返すことは期待せず、最初から買い取りにした方がベターかもしれません。

惑わされがちな質屋の金利表示

賃金業者で表示されている金利は通常、一年ごとの「年利」で表示されています。これに対し質屋は一カ月ごとの「月利」で金利を表示するのが一般的です。月利5%を年利換算すると60%になりますから、大きな差が生まれます。質屋で金利を確認する際は、月利表示になっていることを覚えておきましょう。

「偽装質屋」には警戒心が必要

あたかも通常の質屋のように振る舞い、闇金のような取り立てを行う「偽装質屋」が存在します。違法性が報道されそのほとんどが摘発されましたが、一部の偽証質屋は根強く営業を続けている可能性があるので注意が必要です。

偽装質屋は通常の質屋では質草にならないような安価なものを預かる傾向があります。そのため、質草になるような価値のあるものを所持していない人にとっては優良店のように思えるかもしれません。そうして預け入れの際に利用者を安心させることで、質流れの期限を迎えても返済を要求する…というのが偽装質屋の主な手口です。

質屋選びの際は、このような偽装質屋を利用しないように警戒心を持ちましょう。手口を把握していれば、来店の際の対応でピンとくることがあるかもしれません。店舗を全国展開しているような大手質屋であれば、そうした心配はなく安心して利用できるでしょう。