親からお金を借りる方法

親子の写真

どうしてもお金が必要なとき、真っ先に頼りにできるのは自分を生み、育ててくれた実の親ではないでしょうか。親にとっては何歳になっても子供は子供。わが子がお金に困っているのであれば、助けてやりたいという気持ちが働くはずです。

一方で、お金のトラブルで関係を悪くしてしまう親子も多いものです。子供の生活を懸命にサポートしてくれる親だからこそ、子供はルールとモラルを持ってお金を借りる交渉をしなければなりません。一度引き起こしてしまった親子間のお金の問題は、いつまでも遺恨となって残ります。

親子という関係だからこそ、お金の貸し借りは気持ちよく行うべきです。今回は親からお金を借りる際の交渉術と注意点についてお話しします。親にお金を借りる予定の方は、一度目を通しておきましょう。

親以外からお金を借りる方法を知りたい方はこちらをご覧ください。
お金を借りる方法で比較

親にお金を借りるための交渉術

よほど親が厳しかったり、親との関係が悪かったりしないかぎり、少額のお金はすぐに貸してもらえるでしょう。しかし、親には親の生活があります。金額が高額になればなるほど、子供にでもすんなりと貸すことはできないでしょう。交渉をスムーズに進めるために、親にお金を借りる際のコツを押さえておきましょう。

返済日を明確にする

親としても貸したお金が返ってくる日にちが明確になっていたほうが貸しやすいはずです。まず、返済日を明確に提示することで親を安心させましょう。お金を分割して返していくこともできますが、親に甘えて曖昧な返済計画を立てる、返済日を守らないといったことは厳禁です。

お金が必要な理由をしっかりと説明する

親としてはお金の問題よりもまず子供の状況が気になるものです。どういったシチュエーションでお金に困っているのかを、嘘偽りなく説明しましょう。親に安心を与え、かつ信頼してもらうことで、お金を借りやすい雰囲気をつくってしまうのが肝心です。

親にお金を借りる理由の例

他の方がどういった理由で親にお金を借りているのか気になりますね。代表的な例をいくつかご紹介しましょう。

・住宅の頭金

「新築の頭金が思ったより高額だった…しかし、銀行や消費者金融には頼りたくない…」、そんなときにまず親に助けを求める方が多いようです。親からの援助を住宅ローンの代わりとして利用するということですね。家となると人生でも最大級クラスの出費。そんなときにサポートしてくれる存在としてまず親が頭をよぎった、という方が多いのでしょう。

・子供の教育費

お子さんをお持ちの家庭が高校や大学にかかる教育費のサポートを親から求める、といったケースもあります。お子さんの数が多ければ人数分の教育費がかかってくるので、どうしてもお金が足りなくなってしまうことが少なくありません。親も孫のためとはあっては断るわけにはいかず、まとまった額を援助することが多いようです。

真摯に何度も頼み込む

どんなに策を労しても、最後には誠実さが物を言います。「お願いします!お金を貸してください!本当に困っているんです!」と子供に頭を下げられれば、おいそれと断れる親はそういません。返済日などの約束を守ることは、念を押してアピールしましょう。

親から金を借りる際の注意点

相手が親だからこそ、お金を借りる際にはある程度のルールに基づく必要があります。お金の問題から崩れていく親子関係など、目も当てることができません。最終的にはお互いが気持ちよくお金の貸し借りを終えるために、親と交わす取り決めや注意点について検証してみましょう。

借用書は必要か

頼み込んで貸してもらうほどのお金を、親からそのまま受け取っていいのでしょうか。相手が親とはいえ、お金のやりとりを記載する借用書のような書面が必要になるのではないか、と考えるのは自然なことです。一方で、「親なのだからそんなものは必要ない」という意見も頷けます。

結論から言うと、借用書は用意しておくべきです。こうした書面は親子間の信頼やモラルの以前に、税金の問題をクリアにするために必要となります。税金は、親子間のお金のやり取りにおいても意識すべきファクターです。

借用書を用意しているということは、誠意のアピールにもなります。親を安心させお金を借りやすくするためにも、あらかじめ借用書を用意しておいたほうがいいかもしれませんね。借用書のあるなしで、親に与える印象は全く違ってくるでしょう。

金利を設定すべきか

消費者金融などは融資の際、必ず金利を設定しています。一方、親子間のお金のやりとりで金利を設定するイメージはないかもしれませんね。しかし、金利の設定は親子といった個人間のお金のやりとりでも、重要な意味を持ってくるのです。

個人間で大金の受け渡しが行われると、税務署から「贈与」とみなされます。したがって贈与にかかってくる「贈与税」の支払いが命じられるのです。借用書が作成されている場合、融資に金利が設定されている場合は、この贈与税を支払う必要はありません。つまり、親からお金を借りる場合も、金利を設定しておかなければ贈与税が発生してしまうのです。

利率については親子間の取り決めで自由に設定できます。親と子だからということで、一般的に低金利と言われている銀行の金利よりも低く設定するケースもあります。決められた金利は、借用書にしっかりと記載しておくのが通常です。