未払い残業代請求で意外な大金が?

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仕事を頑張る男性

いつも会社で残業代よりも多く働いて損をしてしまっていないでしょうか? 実は、会社で働いた分の残業代がきちんと支払われていない場合は、民事上の責任が問われます。中には、刑事上の責任を問われるほど悪質な対応をしている起業も存在します。おかしいなと思ったら、専門家に相談するなどしてすみやかに対策しましょう。今回は、未払い残業代請求についてお伝えします。

未払い残業代ってなに?

未払い残業代とは、残業をしたにもかかわらず、会社から支払われなかった分の残業代のことです。たとえば、入社時に「うちは残業代が出ないから」などと説明があり、契約書などにサインさせられた場合は、違法である可能性があります。また、1か月に支払う残業代の上限を勝手に定めて、それ以上は支払われないという、いわゆる“みなし残業”も違法である可能性があります。また、定時以降の残業が決まっているにもかかわらず、一斉にタイムカードを押させる行為も、違法である可能性があります。

このように、日頃から当たり前だと思っている会社の暗黙のルールも、ふたを開けてみれば違法な手段かもしれないのです。上記のような悪質な習慣に心当たりがあるのであれば、これまでの未払い残業代を会社に請求することができます。もしかしたら、意外な大金が手に入るかもしれません! ただし、未払い残業代を請求するためには証拠が必要となりますから、まずは日ごろから証拠集めをしておきましょう。未払い残業代請求を専門とする法律事務所もありますから、心当りがあるなら一度労基署や法律事務所で相談してみてはいかがでしょうか。

証拠としてはどんなものが使える?

未払い残業代請求をするためには、証拠がなくてはなりません。いくら事実を訴えたところで、証拠がなければ会社ぐるみで無かったことにもされかねないでしょう。これから請求をするなら、まずは身の回りの人に怪しまれないように、残業代が支払われていない証拠を集めておきたいですね。

さて、未払い残業代の証拠としてまず必須なのが、出勤を証明する記録です。「タイムカード」や「出退勤簿」のコピーや写真を手元に残しておきましょう。過去2年は難しいかもしれませんが、最低でも3か月分以上の証拠がなければ立証は難しくなってきます。それから、「雇用契約書」や「雇用通知書」や「就業規則」といった、就業したときに渡された書類も、大切に保管しておきましょう。

未払い残業代請求には時効がある!

未払い残業代請求には、時効があります。2年を過ぎてしまうと、その分の残業代は請求できなくなってしまうのです。退職後にゆっくり手続きなんてしていたら、知らず知らずのうちに、もらえるはずの残業代がどんどん減っていってしまいます。ひとまず内容証明郵便で請求書を送れば、その時点から2年前に支払われなかった残業代の時効を中断させることもできます。せっかく働いた分のお給料ですから、正当に支払ってもらわなければもったいないですよね。未払い残業代を請求するなら、なるべく早めに行動に移しましょう

未払い残業代請求は自分でもできる?

未払い残業代請求は、法律事務所や労基署ではなく自分で行うのも可能です。会社あての請求書を作成し、内容証明郵便で送りましょう。ただし、その後のやり取りや精神的な負担を考えるのであれば、相談できる第3者の専門家が味方にいてくれる方が心強いのは間違いありません。確実に支払いにこぎつけたいなら、やはり労基署や法律事務所で相談するのをおすすめします。

退職しなくても請求はできる?

未払い残業代請求と言えば、会社を辞める際に行うものという認識が一般的ではないでしょうか。会社に在籍しながら請求し、その後も仕事を続けていくとなると、人間関係などのトラブルが予想されるでしょう。また、会社ぐるみで違法な残業代の未払いがあった場合は、請求した本人以外にも残業代未払いの社員がたくさんいるはずです。こういった環境下で未払い残業代を請求するのは、精神的にもなかなか厳しいかもしれませんね。

しかし、退職せずに未払い残業代請求は、できないことはありません。労基署へ行って匿名で会社の状況を申告して、勧告が入るのを待つという手もあります。少し時間はかかってしまいますが、今後の社内での人間関係が気になる方でもこれなら安心です。

あくまでも水面下で動こう

未払い残業代請求をするなら、証拠集めの行動はなるべく水面下で行うようにお気をつけください。会社側に感づかれると、証拠を隠蔽されたり、何らかの嫌がらせを受けたりするおそれがあります。証拠となる書類は必ずしもコピーでなければならないわけではありません。他の証拠で代用したり、人目をしのんで写真を撮ったり、人に感づかれないようになるべく多くの証拠を集めましょう。心当たりのあるあなたは、なるべく早めに専門家に相談してみてください。