キャッシングでお金を借りたら、当然お金を返していかなければなりません。
1ヵ月の返済金額が少なければ、その分助かるかもしれませんが、長い期間借りていることになるので、返す金額は多くなる、ということもよくあります。
キャッシングにはどのような返済方法があるのか?
また、どのような方法がお得なのか、見ていきましょう。
目次
キャッシングの返済方法の種類
キャッシングの返済方法には、分割払いとリボ払いがあります。
さらに分割払いには、元金均等方式と元利均等方式があります。
元金均等方式とは?
元金均等方式とは、元金の部分を固定して、利息を支払う方法です。
通常は、初回の返済額が大きいのですが、返済が進むごとに返済額が小さくなります。
元金が減っていくのが早いので、利息も小さくなるのがメリットです。
元利均等方式とは?
元利均等方式とは、毎月の返済額を一定にして返済していく方法です。
毎月の返済額が決まっているので、返済計画が立てやすいのがメリットです。
どちらの方法にもメリットがありますが、どちらが得になるかというと、元金均等方式の方です。
元利均等方式の方は、返済額の中で元金の占める割合が小さいので、利息が増えてしまうためです。
元金均等方式の方は、最初の支払い額は多いのですが、元金の減りがはやいため、利息が減りやすく、途中から返済額も少なくなっていくのです。
リボルビング払いにも種類がある
リボルビング払いを利用するケースも多いでしょう。
リボルビング払いは、分割のように支払い回数を決めずに、月々一定の利息を加えた金額を返していく方法です。
リボルビング払いには次の4種類の方法があります。
元金低額リボルビング払い
元金を毎月一定額ずつ、そこに利息を加えて返済する方法です。
元利定額リボルビング払い
毎月の返済額を利息も加え一定として返済する方法です。
最初は利息が占める割合が高いので、元金があまり減りませんが、返済が進むごとに元金の返済が増えていくのが特徴です。
定率リボルビング払い
借入総額に対して、一定割合の元本を返していきます。
残高スライドリボルビング払い
借入総額に応じて、月々の返済額が変更されます。
返済が進むと残高が減っていき、負担が減るので、負担が軽くなったと勘違いしやすいのですが、実際は残高が減るペースが落ちて、支払い回数が多くなり利息が増えていくというデメリットがあります。
返済がお得になる方法はどれ?
返済負担を軽くするポイントとしては、返済期間が短いこと、元金の返済額を多くすることです。
お金を借りたり、クレジットを利用したりする際には、どのような返済方法があるのか、をていねいに確認し、できるだけ利息を少なくする方法で返済することが必要です。
お金を借りた場合などは、ただ返済をしていけばいいと考えるのではなく、返済方法について確認することが大事です。
元金を多く支払い、利息を減らしていくことが返済の大きなポイントとなります。
利用する業者がどのような返済方法なのか?またはどのような返済方法を選べるのか?といった点を確認しましょう。
現在では返済シミュレーションができるサイトなどもあるので、それを利用するのもオススメです。
できるだけ、短い期間で返済することも重要です。
そうはいっても、無理をして返済できなくなったり、他からキャッシングをしたりしては意味がないので、毎月自分の支払える金額内で計算することも必要です。