借りたお金を返済するにあたり、金利が低いことが重要だと言われています。
借金の返済は元金だけを返済するのではなく、利息を支払うためです。
さらに、元金を減らすことで利息が減っていくため、重要なのは元金を減らすこと、と言われています。
元金を減らすにはどういった方法で返済していくのがいいのでしょうか?
目次
いろいろな返済方法
借金の返済方法には次のような方法があります。
分割払い
3回、6回、12回、36回など、分割して支払っていく、長期の返済方法としてはよく見かける方法です。
ただし、カードローンの場合は、当初の元金にかかる利息がそのまま元金に加えられているものが、回数に応じて分割されるという方法なので、総支払額は大きくなるというデメリットがあります。
リボルビング払い
カードローンの返済においては主流の返済方法と言えるでしょう。
辺さき元本に応じて利息がかかり、借入残高が減っていくにつれ、支払う利息も減っていきます。
リボルビング払いには、定率リボルビング方式、定額リボルビング方式、残高スライドリボルビング方式などの方法があります。
元利均等払い
利息と元金を合わせた返済金額を、毎月一定の金額で支払う方法です。
長期的に返済をしていく場合、計画的に返済できるというメリットがあり、住宅ローンの返済方法として主流です。
ただし、返済当初は主に利息を支払うことになるため、元金が減りにくいというデメリットがあります。
元金均等払い
元金を返済期間で均等に割って、それに利息を加えて支払う方法です。
返済当初の支払い額がとても高いのですが、徐々に減っていきます。
元金が確実に減っていき、それに伴い利息も少なくてすむのですが、当初の支払い額が高いため、支払いができないというケースが多いです。
元金を減らす繰上げ返済
返済には繰上げ返済という方法があります。
決められた毎月の返済額とは別に、返済をすることで、元金返済分と借入金額が変わります。
このようにローンの元金返済分を繰り上げて返済していくことで、利息が減るということです。
利息が減れば返済の負担が軽くなり、さらに元金を返済することができるというよい循環が生まれるのはメリットです。
元金を減らす繰上げ返済にもデメリットがある
繰上げ返済は元金を減らし、利息を減らし、負担を軽くするといういい方法ですが、デメリットもあります。
住宅ローンの場合控除が受けられなくなる
住宅ローンの場合、住宅ローン控除を受けていると返済期間が10年未満になると控除が受けられなくなるので注意しましょう。
繰上げ返済がすべて元金の返済になるとは限らない?
金融機関によるものですが、繰上げ返済の支払日などによっては、支払った金額がすべて元金にならないケースもあります。
効率的に元金を減らすには、どのタイミングで返済をすればいいのか、金融機関に確認するようにしましょう。
手数料がかかる
繰上げ返済には手数料がかかることが多いです。
いくらかかるのか、確認するようにしましょう。
元金を減らすのは総支払額も減ることにつながります。
そのためにも繰上げ返済などは、元金を効率的に減らすいい方法と言えるでしょう。
しかし、ボーナスをすべて繰上げ返済にあててしまうと、万が一何かあった時に手元に現金がないと借金などをしなければならなくなっては、繰上げ返済をする意味がありません。
無理をしない範囲で元金を減らしていきましょう。